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女医が診察する女性器の悩み は、女性器に関わる様々な悩み、性行為による性病や女性特有の病気について、その原因、メカニズム及び対応方法を中心に解説し、女性の健康を応援します。早期発見・治療に
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排卵の際の出血によりおりものに血が混ざるのは問題ありません。これを排卵期出血といいます。同時にお腹が痛くなることがあり、排卵痛と言います。排卵期出血以外でおりものに血が混ざる場合は、異常な不正出血が考えられます。不正出血の原因は、子宮入り口のびらん、妊娠初期、無排卵、子宮ガンが考えられます。特に無排卵は、基礎体温が低いままで変動がない状態です。もし、無排卵で出血がある場合は、有酸素運動を週3回程度行うと、排卵が促進されて良いでしょう。ただし、無排卵が半年以上続く場合は直ぐに婦人科の診察が必要です。また、1年以内に子宮ガン検査を受けていない場合も婦人科の診察をお勧めします。